【後工程とは】
・塗装工事は、建築工事の中でも中盤から終盤にかけて行われる工程であり、前後の工程との連携が非常に重要です。
・「後工程」とは、塗装作業のあとに現場に入るクロス・設備・内装・外構など、次の作業を担う人たちのこと。
その人たちがスムーズに、安全に作業できる環境を整えることは、現場全体の品質や信頼に直結します。
配慮
《作業内容の明確化》
・どこに何色を使ったか
・下地の補修や塗り重ねの状況
・養生の位置や状態
こうした塗装作業の詳細や状況を、次の職人がすぐに把握できるように明示します。
とくに養生の残し方や仕上がりの境界線は、後工程の仕上がりにも大きな影響を与えるため、丁寧な共有が欠かせません。
《必要な情報の提供》
・使用した塗料の種類、乾燥時間。重ね塗りの可否
・脱着した部材の場所や復旧方法
・塗装に伴う注意点(乾燥中に触れてはいけない場所など)
こうした情報を、現場監督や後の作業者に正確かつタイミングよく伝えることで、工程間のトラブルや仕上がりのムラを防ぎます。
《後工程の状況を把握する》
・自分たちの作業が終了したあと、後工程の職人が作業しやすいか
・養生が邪魔になっていないか
・納まりがきちんとついているか
現場の一員として、「自分の仕事が終わったあとの現場にも責任を持つ」という姿勢が重要です。
《「後工程はお客様」という意識を持つ》
塗装後の現場は、次に入る職人たちの“仕事場”になります。
その人たちが気持ちよく、安全に、効率よく作業できるように整えておくことは、「次につなぐ思いやり」であり、「プロとしての責任感」です。
・養生やマスキングのはがし忘れなし
・使用した道具や材料の整理整頓
・作業報告、連絡の丁寧さ
こうした積み重ねが、信頼される塗装職人・塗装会社としての評価につながります。
●ポイント
《効率的な生産を実現するために》
後工程への配慮は、現場全体の生産性にも影響します。
そのため私たちは、塗装職人としての技術だけでなく、「5S」の徹底を通じて、効率的で快適な現場環境づくりにも取り組んでいます。
【5Sの徹底】
整理: 不要な塗料・道具・資材を都度処分
整頓: 必要な道具を使いやすく配置
清掃: 作業終了後の現場清掃を徹底
清潔: 常に清掃・整頓が行き届いた状態を保つ
躾: 安全・品質・マナーを守る習慣を全員で共有
こうした基本の徹底が、全体工程の効率化・品質安定・チーム全体の信頼性向上に寄与します。
~まとめ~
塗装工事は、建物の“仕上げ”として見た目の印象を決めるだけでなく、次に作業する人のために環境を整える大切な役割も担っています。
私たちは「後工程への配慮」を技術の一部ととらえ、丁寧な施工と的確な連携を通じて、現場全体の品質と信頼を支えていきます。
次に続く人のことを思いやる姿勢こそが、プロとしての誇りであり、選ばれる塗装会社であるための土台です。




